AI時代だからこそ、人が教える価値とは? ~これからの英語教育を考える~
2026/05/31
札幌市清田区で英語塾を運営しているマリーズ・イングリッシュ・クラブです。
前回のブログでも一部述べましたが、近年、AI(人工知能)の進化は目覚ましく、英語教育の世界にも大きな変化をもたらしています。
スマートフォンで英文を入力すれば瞬時に翻訳され、AIに質問すれば英文の作成や添削までしてくれる時代になりました。英会話の練習もAI相手にできるようになり、「これからは英語を勉強しなくてもいいのでは?」という声やAIによる翻訳があるから通訳はいらないなどの声も聞かれるようになっています。
確かにAIは非常に便利です。
特に英語学習においては、
・分からない単語を調べる
・英文の意味を確認する
・リスニング練習をする
・英作文を直してもらう
といった場面で、AIは大きな力を発揮します。
今後は学校教育や塾でも、AIを活用した学習がますます増えていくことでしょう。
しかし、その一方で私たちは考えなければならないことがあります。
それは、「英語とは単なる翻訳ではない」ということです。
英語は本来、人と人とをつなぐコミュニケーションの道具です。
例えば、「ありがとう」という一言でも、心から感謝しているのか、
少し照れながら言っているのか、悲しい気持ちを含んでいるのか、
その時の表情や声のトーンによって伝わり方は大きく変わります。
AIは言葉を翻訳することは得意です。
しかし、その人の感情や人柄、場面の空気まですべて理解して伝えることはまだ簡単ではありません。外国人との会話でも同じです。
文法が多少間違っていても、笑顔や身振り手振りを交えながら一生懸命伝えようとすると、意外と相手に伝わることがあります。
反対に、完璧な英文であっても感情が伝わらなければ、機械的な会話になってしまうこともあります。
私は今後、AIと人間の先生は競争するのではなく、それぞれの得意分野で役割分担をしていくのではないかと考えています。
AIが得意なことは、
・単語や文法の説明
・翻訳
・反復練習
・個別学習のサポート
・発音チェックなどです。
何度質問しても嫌な顔をせず、24時間いつでも対応してくれるのは大きな魅力です。
一方、人間の先生が得意なことは、
・生徒の気持ちを理解すること
・やる気を引き出すこと
・不安を取り除くこと
・学習習慣を育てること
・コミュニケーションの楽しさを伝えることです。
例えば、「最近元気がないな」
「この子は自信を失っているな」
「もう少し褒めた方が伸びそうだな」
といったことは、人間だからこそ感じ取れる部分です。
特に幼児や小学生の指導では、「先生が好きだから英語も好きになる」というケースが少なくありません。
これはAIにはなかなか真似できない部分です。
また、大人の英会話でも同じです。
英語を学ぶ目的は人それぞれです。
海外旅行に行きたい人。外国人の友達を作りたい人。
仕事で使いたい人。
AIは英語を教えることはできても、その人の夢や目標に寄り添いながら励ますことはまだ人間の方が得意でしょう。
これからの時代に求められるのは、
「AIを使う力」と「人と関わる力」の両方です。
AIに任せられることはAIに任せる。
しかし、人間にしかできないことは人間が大切にする。
これが今後の教育の方向性ではないでしょうか。
英語は単なる知識ではありません。
相手を理解し、自分の気持ちを伝え、新しい世界とつながるためのツールです。
AI時代だからこそ、「人間らしいコミュニケーション力」がますます大切になるのかもしれません。
これからも生徒の皆さんが英語を通じて世界を広げ、自信を持って自分の言葉で伝えられるよう、サポートしていきたいと思います。
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