【清田区の子どもたちの英語シリーズ⑨】 リスニングが苦手! ~北海道高校入試で重要な「聞く力」を中1・中2から育てる方法~
2026/10/17
こんにちは。
札幌市清田区で、幼児から小学生、中学生、高校生、大人までを対象に英語指導を行っているマリーズ・イングリッシュ・クラブです。
今回の「清田区の子どもたちの英語シリーズ」は、前回の「長文読解」に続いて、リスニングを取り上げます。「英語のテストでリスニングになると、急に分からなくなる」
「単語は読めるのに、先生が英語を話すと聞き取れない」
「高校入試のリスニングが心配……」そんな中学生も少なくありません。
しかし、リスニングは中3になってから急に練習するものではありません。
むしろ、
「聞く力」は中1・中2のうちから少しずつ育てておくことが大切
だとマリーズ・イングリッシュ・クラブでは考えています。
🎧 北海道の高校入試でも「聞く力」は重要です
北海道の公立高校入試では、英語の試験の中に「英語聞き取りテスト」が組み込まれています。令和8年度(2026年度)の北海道公立高校入試でも、英語の試験時間は50分で、その中に英語の聞き取りテストが含まれていました。北海道教育委員会は、実際の「英語」と「英語聞き取り」の問題も公開しています。
つまり、高校入試の英語=読む・書くだけではありません。
「聞いて理解する力」も、受験に向けて育てておく必要があります。
🤔 なぜ「英語が聞き取れない」の?
生徒から、「先生、英語を話すのが速すぎます!」と言われることがあります。
もちろん、英語が日本語より速く感じることはあります。しかし、実はそれだけではありません。英語が聞き取れない原因には、
① 英語の音に慣れていない
② 知っている単語なのに聞くと分からない
③ 英語の語順に慣れていない
④ 単語と単語がつながった音が分からない
⑤ 英文を聞いた瞬間に意味を理解する経験が少ない
などがあります。例えば、What are you doing?という英文。学校では一語ずつ、
「What / are / you / doing?」と習います。でも実際の会話では、もっとつながって聞こえることがあります。
そこで、「知っている単語なのに聞き取れない!」ということが起こります。
👂 「読める英語」と「聞ける英語」は違います
ここは保護者の皆さまにもぜひ知っていただきたいポイントです。
例えば、importantという単語を見れば、「知っている!」という中学生も多いでしょう。
ところが、先生が会話の中で発音すると、「今、何て言ったの?」となることがあります。これは、単語を「目で覚える」ことと「耳で知っている」ことが違うからです。
だから英単語を覚えるときにも、「書いて覚える」だけでなく「聞いて、声に出して覚える」ことが大切です。
🗣️ リスニングの基本は「聞く→まねる」
では、どうすればリスニングが得意になるのでしょうか?
マリーズ・イングリッシュ・クラブがおすすめしたいのは、
「聞く → まねる → 読む → もう一度聞く」
というシンプルなサイクルです。例えば教科書の英文なら、
STEP 1
まず英文を見ないで聞く。
↓
STEP 2
英文を見ながら聞く。
↓
STEP 3
意味を確認する。
↓
STEP 4
音声をまねして声に出す。
↓
STEP 5
もう一度聞く。これを繰り返します。最初から完璧に聞き取る必要はありません。
「前より聞こえるようになった」という感覚を大切にしましょう。
📖 実は「教科書」がリスニング教材になる!
「リスニングの教材を買わなければいけませんか?」という質問を受けることがあります。もちろん教材を使うのもよいのですが、中学生ならまず、
学校の英語教科書を活用する
ことをおすすめします。教科書には、その学年で学ぶ単語や文法が入っています。
つまり、「自分が勉強している英語を、そのまま耳からも学ぶ」
ことができます。これは非常に効率のよい学習です。
⏰ 1日10分でもいい!
リスニングで一番大切なのは、一度に長時間やることではありません。
例えば、1日10分でも構いません。「毎日10分英語を聞く」
ことを習慣にしてみましょう。学校の宿題が終わった後に、英語10分
を加えるだけでもいいのです。
🌱 中1・中2は「耳を育てる時期」
中1・中2の生徒に、「高校入試のリスニング問題を毎日解きなさい」
とする必要はありません。この時期に大切なのは、
英語の音に慣れる
英語を聞くことを嫌いにならない
英語のリズムを知る
聞いた英語をまねして発音する
ことです。つまり、
「リスニングの基礎体力」を作る時期
と考えてみてください。
👦 中1は「短い英文をしっかり聞く」
中1なら、まず簡単な英文から。例えば、I like soccer.
I have a dog.
I play tennis after school.
こうした短い英文を、「聞く→意味を理解する→声に出す」という練習を繰り返します。
「こんな簡単な英文でいいの?」と思うかもしれません。でも、これが大切です。
簡単な英文をたくさん聞くことで、英語の語順や音に慣れていきます。
👧 中2は「少し長い英文」に挑戦
中2になると英文も長くなってきます。例えば、I went to the park with my friends yesterday.という英文。最初は、「全部聞き取れなかった」でも構いません。
何度か聞いて、「I went to the park……」と少しずつ聞こえるようになればOKです。
さらに、「どこで区切って聞けば意味が分かるのか」を意識していきます。
🎯 中3になったら「入試型」に移行
中3では、実際の高校入試を意識します。
北海道教育委員会では、過去の公立高校入試問題と英語聞き取り問題を公開しています。令和6年度~令和8年度の問題も確認できます。
ここでは、「聞き取れた・聞き取れなかった」だけではなく、
「なぜ聞き取れなかったのか?」を分析します。
例えば、「単語を知らなかった」
↓
単語を覚える。
「単語は知っていたが音が分からなかった」
↓
発音・音声を確認する。
「最初は聞けたが途中で分からなくなった」
↓
長めの英文を聞く練習。
このように原因を分けます。
🔤 英単語は「目と耳の両方」で覚える
英単語を覚えるとき、apple=りんごと書いて覚えるだけではなく、
appleの音を聞く
↓
appleと発音する
↓
appleと書いてみる
という流れにしてみましょう。
これなら、「読む」「聞く」「話す」「書く」を一度に練習できます。
🎵 英語の歌や簡単な動画も活用できます
小学生や中学生の場合、英語学習を毎回「勉強」にしすぎると、嫌になってしまうことがあります。
そこで、
- 英語の歌
- 短い英語動画
- 英語の絵本
- 簡単な英会話
- 英語の音声教材
なども活用できます。特に小学生の場合は、
「英語を聞く=勉強」
にしないことも大切です。「英語って楽しい!」という経験が、将来のリスニング力につながっていきます。
👂 小学生からの「英語耳」は中学校につながる
マリーズ・イングリッシュ・クラブでは、幼児・小学生の英会話で**「聞く・話す」経験を大切にしています。これは、「小学生から高校入試の勉強をする」という意味ではありません。小さいうちから、英語の音を聞くことに慣れておくことが目的です。
そして中学生になったら、聞く+話すから、聞く+話す+読む+書く+文法
へと学びを広げていきます。この流れを大切にしています。
📱 スマートフォンやAIを使ってもいい?
最近では、スマートフォンやタブレット、AIなどを利用して英語を聞くことも簡単になりました。これは便利なことです。ただし、
「便利な道具を使うこと」と「英語力が身につくこと」は同じではありません。
例えばAIに英文を読んでもらうことはできます。発音を確認することもできます。
しかし、「自分の耳で聞いて、自分で意味を考え、自分の口で発音する」
という学習そのものをAIに任せてしまってはいけません。
道具は上手に使う。
でも、最後に英語を身につけるのは自分自身。
マリーズ・イングリッシュ・クラブでは、このバランスを大切にしたいと考えています。
👨👩👦 保護者の皆さまへ
リスニングについては、「うちの子は耳が悪いのでは?」と心配されることがあります。
しかし、多くの場合は、英語を聞く経験がまだ十分ではないということがあります。
最初は、「全然分からない」のが普通です。それでも毎日少しずつ聞いていると、
「この単語、聞いたことがある」「前より分かる!」という瞬間が出てきます。
ですから、「何点取れた?」だけではなく、「前より聞こえるようになった?」
という声かけもしてあげてください。
🌸 リスニングは「毎日の10分」が未来を変える
英語のリスニングは、一夜にして得意になるものではありません。
しかし、1日10分 × 1週間なら70分。1か月なら約5時間。これを半年、1年と続ければ、大きな差になります。だからこそ、
「毎日少しだけ英語を聞く」という習慣を作ってみませんか?
🏫 マリーズ・イングリッシュ・クラブから清田区の皆さんへ
私たちは、「英語を楽しく学び、将来使える英語力につなげる」ことを大切にしています。小学生には、「英語って楽しい!」中学生には、「英語の仕組みが分かってきた!」高校生には、「英語を使って自分の考えを伝えられる!」
そんな成長を目指しています。
リスニングも同じです。最初から完璧でなくて大丈夫。聞いて、まねして、声に出して、また聞く。この小さな繰り返しが、やがて高校入試の「聞く力」につながります。
北海道教育委員会が公開している過去の入試問題も、家庭での学習材料として活用できます。
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