デジタルなら本当に「学力」が伸びるの? ~英語塾から考える「紙・鉛筆・人間」とAIのちょうどいい関係2回目~
2026/08/09
前回のブログから続く2回目
小学生には「まず自分の頭で考える習慣」を
特に小学生の場合は注意が必要です。まだ学習の基礎を作っている段階だからです。例えば、「この英単語の意味は?」
と聞かれて、すぐにAIに答えを出してもらう。
これでは、自分で考える時間がありません。まずは、「知っているかな?」
「前に習ったかな?」「文章から意味を推測できないかな?」
と考えてみる。
それでも分からなければ調べる。この順番が大切です。
「分からない→すぐ検索」ではなく、「考える→調べる→確認する」
という習慣をつけたいものです。
中学生は「紙とデジタル」を使い分けよう
中学生になると英語の内容が急に難しくなります。
単語だけではなく、文法、長文読解、英作文などを学ばなければなりません。
この時期には、教科書・ノート・問題集を中心にしながら、必要なところでデジタルを活用する方法がおすすめです。
例えば、「教科書を読む」
↓
「ノートに英文を書く」
↓
「分からない単語を調べる」
↓
「AIやデジタル教材で発音を確認する」
↓
「先生と実際に会話する」という流れです。
これなら、デジタルの便利さを利用しながら、自分の頭と手を使った学習もできます。
「デジタルかアナログか」ではなく「何のために使うのか」
今回、東京大学教授の記事を読んで、私たち英語塾として改めて考えさせられたことがあります。それは、
教育の目的は「便利にすること」ではない
ということです。教育の目的は、「自分で考える」「自分で判断する」「自分の言葉で表現する」「人とコミュニケーションする」力を育てることではないでしょうか。
デジタル化することそのものが目的になってしまってはいけません。
これからの子どもたちに必要なのは「AIを使える人」
AIの時代だからこそ、私たちは子どもたちに、
「AIを使わない人」ではなく、「AIに使われない人」
になってほしいと考えています。AIに質問する
AIに翻訳してもらう。AIに文章を作ってもらう。それ自体は悪いことではありません。
しかし、「AIの答えは本当に正しいの?」
「自分はどう思う?」「自分ならどう表現する?」と考えることができる人になってほしいのです。
マリーズ・イングリッシュ・クラブの考え方
私たちは、これからの英語教育において、
「紙+鉛筆+先生+会話+デジタル+AI」
を上手に組み合わせていくことが大切だと考えています。
特に小学生・中学生の時期には、
「自分の頭で考える」
「自分の手で書く」
「自分の声で話す」
「相手の話を聞く」
という基本を大切にしたいと思います。その上で、AIやデジタル教材を「便利な道具」として利用する。これが、私たちが考えるこれからの英語教育です。
保護者の皆さまへ
お子さまがタブレットやAIを使っていると、
「便利だから、どんどん使わせた方がいいのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、重要なのは使用時間の長さではなく、「何のために使っているのか」
です。AIに答えを出してもらうだけではなく、
「まず自分で考えてみよう」「紙に書いてみよう」
「声に出して言ってみよう」という時間も大切にしてください。
便利な時代だからこそ、あえて「少し不便な学び」を残す。
それが、子どもたちの将来の思考力や英語力を支えることになるのではないでしょうか。
🌱 英語は「人間だからこそ伝えられる」もの
AIがどれだけ進化しても、「あなたに伝えたい」
という気持ちそのものを持つのは人間です。
英語を学ぶ目的は、単に正しい英文を作ることだけではありません。
「ありがとう」「うれしい」「助けてください」「私はこう思います」
という自分の気持ちを、相手に伝えることです。
だからこそマリーズ・イングリッシュ・クラブでは、デジタル時代だからこそ、人と人との英語コミュニケーションを大切にしていきたいと思います。
便利なAIを味方につけながら、最後に考え、判断し、伝えるのは「自分」。
そんな英語教育を、これからも札幌市清田区から続けていきたいと思います。
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